月刊因数分解

です

早戸川林道にて

Posted on : 2013年2月3日 | 2 Comments

今季初めて早戸川林道に行った。
足元がよく凍っていて帰りが心配になったが、気温が上がったおかげで帰りのほうがいくらかましになっていた。
そんな凍結地帯を抜けてすぐのところでエナガ中心の群れに囲まれてうひひひひゃああひへへふふひふゃあああひひひほほっほほほほ。
もう引き返しても良いかと思ったが、今日はまだヤマセミ見ておらんし(これまで一度も見たことないが)、まだ来たばかりなので、いちおういつも行く橋までは行ってみることにした。
アオジシロハラアカハラジョウビタキカワウカルガモアオサギホオジロエナガコゲラコガラヤマガラハシブトガラスくらいは出てきたが、去年か一昨年の当たりの日に比べると数量ともに少ない。
奥の橋まで行って少し待っていたら、車が複数台入ってきた。うるせえなあと思っていたら、それに前後して銃声。雀おどしじゃねえもんなああれ。そうか狩猟か。
車が橋の袂に止まってオレンジのジャケットを来たおっちゃんたちがたくさん降りてくる。ほかのチームもいるらしく、無線で話している内容を盗み聞くと、車が止まったところから上がっていった先で、鹿を仕留めたらしい。
一人を残してみなさま急な斜面を登っていった。残った一人に「鹿ですか、こちらに下ろしてくるのですか、良かったら写真とっても良いですか」などと聞くと、「なんならそこの尾根登って行ってみたら」と勧めていただいたので、登ってみる。
たいへんに急な斜面だ。踏み跡はあるが、登山道ではない。わりとハアハアしながらのぼる。足元は湿っているが、どろどろではないのが救い。
間伐作業が行われたのか、歩道がわりにするためなのか、たくさんの木が切り倒された場所に出る。木を伝うようにして移動した先のほうで、これまた急斜面を、複数人で鹿を引き上げている人の集団が見えた。
鹿を尾根筋まで上げきったところで私も到着。写真を撮っても良いという許可を得たら、むしろ「もっと撮らなくても良いのか」と勧めてくださるんだが、そんなにかっこつけた写真を撮りたいわけでもない。
足やら角(とっても鋭いよ)やらにロープをかけ、4,5人でかついで下ろす。結び方やら、担ぐ向きやら、いろいろあるらしい。いわく、「角は刺さるので鋸があればここで落としたほうが良い」「ここで解体すると、泥まみれになる」「急斜面を下ろすとき、角が下になるのを避けてけつから下ろすと、毛がぜんぶ抜けてしまうのでよくない」「血抜きはしないがガスを抜くために腹を割く」などなど。
一行は、総じて自分よりは年上のようだが、上はおそらく80がらみ、下は40代くらいの人もいた。経験豊富な人もいれば、そうでもない人もいたようだ。
人間が狼を絶滅させた結果、天敵がいなくなった鹿が増えすぎ、植物を食って山を裸にしてしまう。そこで、行政は猟区を設け、狩猟許可を出す。場合によっては害獣として駆除すると一頭いくらとかなんとか。カワウも害鳥指定があってとかなんとか。肉を売るといくらだがなかなか儲かるものではないとか。そんなこともあって、鹿は増えて、猟師は減っているとか。内蔵はあれだがあれするとか。あの部位はこうやって食うとうまいとか。角は機内持ち込み禁止だとか。猟のしかたとか。完全に死んだとわかるまで近づいてはいけないとか。イノシシはもっと注意が必要とか。宮ケ瀬で熊仕留めたとか。

たいへん興味深かった。

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Category : 編集後記ゲ
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2 Comments on “早戸川林道にて
  • あなたの義兄の通勤路も近年は鹿による妨害が増えて、一度は道の真ん中に落ちてるのをまたいで車の底がじょりといったらしいですよ

  • 減ったら困るし増えたら困るしたいへんです。
    しかし何かを増減させないと変化がないのですよねえきっと。そんで誰に有利になるようにあれこれするのでまたたいへんなんでしょうねえ。

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